つらい!腹痛!
2017年12月22日
久が原・雪が谷大塚エリアにある鍼灸接骨院おんたけです!
今回は腹痛についてお話したいと思います。
腹痛とは腹部領域に感ずる疼痛の総称です。
腹痛の要因は様々で、何らかの体調の不調を知らせるシグナルともされています。
腹痛を始まりとして別の症状が起こる事も考えられます。
腹痛の要因を突き止め、処置を行うようにしましょう。
【腹痛の症状】
痛む部位や痛み方、伴う症状の違いで原因は異なります。放置していても改善する場合は
ありますが、症状によっては診断が遅れると命の危険に繋がる場合もあります。
腹痛は、単純にお腹が痛いだけなのか、他の主たる病気に伴う反応の一つとして表れたの
かを慎重に判断しなければなりません。
痛む部位や痛み方によってどんな病気が疑われるか、主なものは以下の通りです。
○心窩部
疝痛(刺すような強い疼痛)
・食道潰瘍:嚥下困難を伴う。
・急性胃炎:悪心、嘔吐を伴う。
・胃潰瘍:食事摂取と関係が深い。
・十二指腸潰瘍:空腹時痛。食事摂取により軽快。
・慢性胃炎:潰瘍様の疼痛をみることあり。一般には鈍痛
・急性腸炎:下痢を伴う。
・急性虫垂炎:初期時には心窩部痛、嘔吐で始まり、後に回盲部に限局。
・胆石症:心窩部痛で始まる事もある。発熱、悪心、嘔吐、黄疸をみる。
・脊髄癆胃発症:電撃様疼痛、反射性瞳孔硬直、梅毒反応
強い持続性疼痛
・急性胃拡張:多量の黒褐色液の嘔吐。
・潰瘍窩孔:激烈な腹痛
・胆嚢炎:心窩部痛で始まる事が多い。
・急性膵炎:激烈な腹痛、背部痛
鈍痛(持続または間欠的)
・急性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎:疝痛をみる事が多いが、鈍痛もしばしば
ある。
・胃がん:一般に弱い。
・横隔膜ヘルニア:臥位(寝ている状態)で増強する事が多い。
・急性肝炎:弱い疼痛、悪心、嘔吐
・慢性肝炎:不定の上腹部愁訴。
・膵炎:膵頭部がんでは黄疸をみる。
○右季肋部(上腹部で肋骨弓下の部)
疝痛
・胆石症:右肩に放散痛、発熱、肝腫大、黄疸
・胆嚢炎:発熱、肝腫大、黄疸。持続性疼痛の時もある。
・十二指腸潰瘍
・腎結石:下部に放散、腰痛を伴う。血尿
強い持続性疼痛
・胆嚢炎
・肝膿瘍、横隔膜下膿瘍:発熱、肝腫大、圧痛
・胃潰瘍:腰痛、発熱
・肺炎(右)、右胸膜炎:胸部所見あり。
鈍痛
・急性肝炎:肝腫大、圧痛、黄疸
・慢性肝炎:肝腫大
・肝がん:肝腫大、表面凸凹不整
・肝硬変:肝腫大、腹水
○左季肋部
疝痛
・左腎結石:下部に放散。腰痛、血尿
強い持続性疼痛
・急性膵炎
・膵がん:膵尾部ではこの部の痛みのある事も多い。
鈍痛
・大腸炎:便通異常、腹鳴
・大腸がん:便秘(上部)、粘血便(下部)
〇回盲部
疝痛
・虫垂炎:発熱、便秘、筋性防御
・右尿管結石:外陰部へ放散。血尿
強い持続性疼痛
・虫垂炎
・回腸末端炎
・右卵巣のう腫茎捻転:ショック症状
鈍痛
・慢性虫垂炎:筋性防御はない。
・腸がん
・腸結核:下痢
〇左腸骨窩部
疝痛
・急性大腸炎
・潰瘍性大腸炎:粘血便
・左尿管結石:外陰部に放散。血尿
・S状結腸軸捻転:便秘、鼓腸
強い持続性疼痛
・左卵巣のう腫茎捻転:ショック症状
鈍痛
・大腸炎:下痢、腸管の触知。
・潰瘍性大腸炎:粘血便
・大腸がん:粘血便、便秘
〇下腹部
疝痛
・尿管結石:血尿、外陰部・下肢への放散
強い持続性疼痛
・卵巣のう腫茎捻転:ショック症状
鈍痛
・膀胱炎
・骨盤腹膜炎
〇腹部全体
疝痛
・腸閉塞
・急性小・大腸炎:悪心、嘔吐、下痢
・腸管膜血栓:下痢、下血、ショック
強い持続性疼痛
・急性腹膜炎:著明な圧痛、筋性防御、ショック
・腸管膜血栓:下痢、下血、ショック
鈍痛
・結核性腹膜炎:微熱
・癌性腹膜炎:腹水
腹痛やそれに伴う症状から様々な病気が予測されます。
不安を感じた際は病院で診察を受けてみると良いでしょう。
特に突然、激しい痛みを起こした時、緊急に外科的処置が必要になる場合があります。
その際は速やかに救急車を呼んで対応してください。
また、冷えも腹痛の原因となります。
この寒い時期に冷えを解消したい方は是非、久が原・雪が谷大塚エリアにある鍼灸接骨院
おんたけにお越しください!
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