過敏性腸症候群
2018年03月12日
こんにちは!雪が谷大塚、久が原近辺にお住いの皆様にはお馴染みの鍼灸接骨院おんたけの松
永です。今日のテーマは過敏性腸症候群です。ストレスと大きな関係のある現代病である過敏
性腸症候群について書いていきたいと思います。
過敏性腸症候群は症状によって、便秘型・慢性下痢型・混合型・分離不能型(ガス型)の4類に分
かれます。似た症状では潰瘍性大腸炎がありますが、こちらは症状が進むと血便が出たり、下
血する事があります。
【原因】
過敏性腸症候群を発症する原因ははっきりとは分かっていません。レントゲン・内視鏡・便
の検査をしてみても、何の異常もみられないのに症状だけが続きます。
では何故大腸の動きに異変が起こるのかというと、心理的な原因(ストレス)が作用していると
考えられます。脳と腸は「脳腸相関」といって密接な関係があります。脳と腸には同じ神経が
通っていて、それは自律神経を介して繋がっています。ストレスを感じるとそれが腸に伝わり
腸の異常反応を引き起こします。また便秘や下痢やガスなどの腸の不調は、脳に伝わりストレ
スになるという悪循環が起こります。どちらも過敏になり、ストレスも症状も増幅していくの
です。
【症状と治療】
- 便秘型
大腸の蠕動運動が減少することで腸内に内容物が長く留まる為、便は水分が吸収されることで
硬く小さくなります。異常な収縮運動により便がせき止められるので、便が出にくい残便感も
あります。
治療としては、ストレスの原因をみつけること、ライフスタイルの改善(睡眠不足、暴飲暴
食、喫煙、過度のアルコール、運動不足)、食生活の改善(食べ過ぎない、水溶性食物繊維をと
る、白砂糖を控える、酵素や水分や乳製品をバランスよくとる)です。
- 下痢型
ストレスに反応しやいのが特徴で、緊張するとお腹が痛くなって下痢をします。「下痢をした
ら困る」と思うと余計にその緊張からお腹が痛くなり悪化してしまうこともあります。
治療としては、ストレスの原因をみつけることと、食事療法で下痢をしにくい体を作ること
です。冷たい飲み物やカフェイン、アルコール、炭酸、辛い物、油濃いもの、乳製品、人工甘
味料などはほどほどにした方が良さそうです。
- 混合型
4つのタイプで一番多いのがこの型で約半数が混合型です。数日便秘が続いていたのに、ある日
から下痢になったというように下痢症状と便秘症状が交互にあらわれます。また混合型から下
痢型や便秘型になったり、その逆もあります。治療はやはりストレスの原因を見つけ、食事に
気をつける事です。
- ガス型
ガスが腸内に溜まり頻繁にガスが出るのが特徴で、ガスがお腹にある事によってお腹が張り、
痛みを感じる事もあります。またガスの臭いが強くなる事もあります。ガスは腸の働きが強す
ぎる、緊張やストレスで空気を沢山吸い込む、腸内環境が悪化する事により発生します。
治療としてはまずは運動することで、食事療法や気持ちをリラックスさせることも大切です。
この4つのタイプにいえることですが、病院で薬をもらい治療を続けているのに症状の改善が
あまりみられない場合は、精神的なものから症状が出ているということも考えられます。腸の
働きは改善しているのに、ストレスが何かを気付かないまま、あるいはライフスタイルが今ま
でのままだと結局ストレスによって症状がまた出てしまうかもしれません。そのような時は内
科の他に心療内科を受診してみるのもよいかもしれません。
雪が谷大塚、久が原近辺にお住いの皆様にお馴染みの鍼灸接骨院おんたけでは、鍼・マッサー
ジにより自律神経を整えるお手伝いができます。内科と並行してリラックスする時間を作る事
も大切かもしれません。
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