意外と知られていない背中の痛みの話
2018年01月12日
こんにちは、「足湯」のある鍼灸接骨院おんたけの髙島です。
最近は天気も気温も日によってまちまちで着る服に悩みますね。
大田区雪が谷大塚や、久が原近辺で新しく服を新調したいところです。
さて、前回は『食欲不振』についてお話をさせて頂きましたが、今回は『背部痛』につい
てお話をさせていただこうと思います。
背部痛とは読んで字のごとく背中の痛みに対する総称です。
背部の痛みと一口に言っても原因は様々で、日常の生活からくるものにや場合によっては
重大な病気のサインの場合もあります。
1 筋肉の疲労からくるもの。
昨今ではPCを使ったデスクワークが増え、同じ姿勢を続けて仕事をされている方が多
く見受けられます。
筋肉は同じ姿勢を続けているとその状態で固まってしまいます。その疲労が蓄積して
いくと体の硬さが増していき痛みを誘発します。
これは日常的にストレッチをしたりお風呂にゆっくり浸かることで硬くなってしまっ
た体をリラックスさせることで予防することができます。
あまりにも硬くなってしまった場合は当院で鍼やマッサージを何度か受けてリフレッ
シュすることをおススメします!
2 内臓疾患からくる痛み
背中なのに内臓?と思われる方もいるかもしれませんが、背中の痛みが実は様々な臓
器からのSOSサインという場合があります。
また、痛む場所によって疾患のある臓器が異なります。
・【背中右上部に出る痛み】
▼肺炎、肺結核など「響くような痛み」
▼気管支炎など「背中全体に広がる痛み」
カゼや喘息、喫煙などが原因で、急性気管支炎になることもあります。咳や痰、胸の不快
感を伴ったりするほかに、咳をすると背中全体に痛みが広がる。肺炎や肺結核でも、咳き
込むと背中にまで響くような痛みが生じることがあります。痰のからむ咳や胸痛、発熱、
息切れなども症状として出る場合があります
・【背中右下部に出る痛み】
▼十二指腸潰瘍など「差し込むような痛み」
▼肝炎など「体のだるさを伴った痛み」
▼腎盂腎炎、腎結石など「発熱を伴った痛み」
十二指腸潰瘍は20~40歳の比較的若い人に多く見られることがあります。空腹時にみぞお
ちや右側の背中に、差し込むような痛みが生じる場合があります。肝炎の場合は、右わき
腹から背中にかけて、だる重いような痛みが起こりやすいです。痛みや発熱を伴う腎盂腎
炎や腎結石は、左右それぞれ発症する可能性があります。
・【腰まわりに出る痛み】
▼尿路結石など「間欠的な痛み」
▼卵管炎、子宮外妊娠など「高熱を伴った痛み」
▼子宮内膜症など「下腹部全体の重い痛み」
尿路結石では、七転八倒するような痛みが突然出現します。生きている時に味わえる三大
痛の一つとも。痛みは出たり消えたりを繰り返します。細菌のクラミジア感染などで起こ
る卵管炎、受精卵が子宮外に着床する子宮外妊娠では高熱を伴い腰まわりが痛みます。子
宮内膜症では月経痛が重く、痛みは下腹部から腰にまで及びます。
このように背部の痛みと一括りにしてもかなりの症状があげられます。
まだまだこちらで紹介しきれていない症状もございます。
ただの背中の痛みと思わずに、少しおかしいぞ?と感じたら病院などで調べてみるのもい
いかもしれません。
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「足湯」のある鍼灸接骨院おんたけ
Acupuncture Conditioning Salon IASIS
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