ストレートネック
- 壁に背中とかかとを着け、顎を引いた時、頭が壁から離れている
- 首を後ろに倒すと痛い
- 姿勢が猫背気味
- 座っていると肩や首が辛くなる
ストレートネックとは?
人の首の骨は、横から見ると、ゆるやかなS字に湾曲しています。正常な首の骨は、30~40度で湾曲していますが、ストレートネックの人の首の骨は、湾曲が無くまっすぐになっています。
頭の重さは約5キロと言われており、ストレートネックになると、頭の重さをうまく分散できなかったり、衝撃を逃がすことができず、首周りにある筋肉や神経に大きな負担がかかります。
また、頭の重みで首の骨の関節と関節のすき間が狭くなると、神経が圧迫され、手や腕にしびれや痛みが出ることがあります。
ストレートネックの主な症状は、腕や手のしびれ、頭痛や首の痛み、肩こり、めまいや吐き気などがあります。また自律神経失調症の原因となることもあります。
ストレートネックの原因は、慢性的にうつむき姿勢を取ることで、首の生理的なカーブが失われることにあります。長時間のパソコン作業は代表的な原因と言われています。
最近ではスマートフォンが普及し、スマートフォンの使い過ぎによるストレートネックが増えてきています。
ストレートネックの緩和には、首周りの筋肉の緊張をとり、首の骨が正しい位置に戻りやすくすることが必要です。また、首の骨を正しい位置に戻すため、周囲の筋肉を鍛え、日頃から正しい姿勢を意識することも大切です。